「ソト空間演出」のプロ企業が、外部CFOサービスを通じて再認識した価値や未来への方向性
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▼企業紹介
代表取締役 齋藤 裕太氏
2012年6月創業
「ソト空間にアソビゴコロと心地よさを」を理念として、外構デザイン・設計・施工・独自ブランドの屋外用プロダクト販売などを展開。独自のオーダープロダクトによって屋外空間の演出を手がけ、お客様の期待を越える「新たな屋外ライフの提案」を行っている。
HP:https://anker-zimmer.co.jp/
■HOLZNETZシリーズ
オリジナル木材(Iron Wood)を用いたプロダクト。屋外・室内問わず設置できるデザインで、組み合わせ自由度が非常に高く、希望に応じた空間演出を実現。
■オリジナルプロダクト
独自のオーダーメイド屋外家具ブランド。個々のライフスタイルに適した空間を実現するため、様々な素材やデザインを採用し、ソファやダイニングセット・テーブル・チェア・ベッド・キッチンなどを展開。
■トータルコーディネートサービス
予算や希望イメージに合わせて、プランニングから商品配送まで一気通貫でサポート。トータルコーディネートにより、空間とプロダクトを全体最適化させ、より一層魅力を引き立たせます。
■事業内容・アピールポイントについて
鬼塚:アピールポイントを教えてください。
斎藤:既存の空間デザイン、オーダーメイド家具製造・販売だけでなく、新たに貿易事業を始めたことです。通常の貿易事業と異なり、工場に直接赴き、関係性を構築することにより、当社の規模感に即した生産ロット数や品質管理を実現しております。
また、「ソト空間のデザイン」に関してこだわりを持っており、弊社で商品企画や市場調査、開発、お客様への提案・販売まで一気通貫でソリューションを提供できる体制を整えています。「アウトドアリビング」の概念を超え、「ソト空間をデザインする」という価値提供に重きを置くことにより、ソト空間のあらゆるニーズの発掘、活用案の提示が出来る点が弊社の大きな強みだと考えています。
鬼塚:実際にご支援させていただき、「ソト空間」の価値提案について人一倍信念とこだわりを持って事業展開されているなと感じていました。
斎藤:今後は、さらに「ソト空間の接点」をさらに世の中に提供したくて、ビルサイドや商業施設の屋上、バルコニーなどあらゆるソト空間に設置できるプロダクトをさらに拡充し、ブランディングを図ります。これまで活用できていなかった土地や空間を、「人が集まる空間」に変える企業でありたいと考えています。
鬼塚:D to C向けのプロダクトを展開されているのも、特筆すべき点ですね。
斎藤:D to C向けプロダクトに関しては、比較的リーズナブルな価格帯なものから取り扱っています。プロダクト生産・販売だけでなく、空間デザインや施工も自社で実施できる体制を整えているため、コンセプトに即した一貫性あるデザインを保ちつつ、ニーズに合わせたプロダクトを提案できます。実際のお客様の声を基に、自社プロダクトの開発も行っており、今後も自社プロダクトは拡充していきます。
■御茶ノ水総合研究所を利用することとなったきっかけ
鬼塚:弊社を利用することになったきっかけを教えてください。お知り合いの方からのご紹介でしたよね?
斎藤:そうですね。知り合いの方から「最強の申請関係の会社があるから紹介したい」と言われて、ご紹介いただきました。税理士を当時探していたのですが、知り合いの方から「一緒にスキームを立ててもらったり、専門家から戦略面でも助言をいただいている」と伺い、すぐにお話を伺うことにしました。
鬼塚:最初は事業再構築補助金の申請支援をさせていただきましたが、外部CFOサービスもご利用いただくこととなった背景について教えてください。
斎藤:事業再構築補助金の申請支援をしていただく中で、鬼塚さんから「面白い事業をやっていますよね」と言っていただいて。改めて色々と情報交換させていただき、御茶ノ水総合研究所のメイン事業が外部CFOサービスであることを理解しました。実際にお話を聞く中で、今後事業拡大を進める際にCFOの役割は必要だと感じ、契約に至りました。
鬼塚:私自身も「面白い事業内容で、齋藤社長もユニークで、是非支援したい」と感じ、お声がけさせていただきました。
斎藤:当時そのように仰っていただき、私としても波長が合うなという感覚もありました。昔補助金支援いただいた別会社と比較しても、ミーティングの運用や質問内容の深掘り・分析が信頼できると感じていたので、「さらに高みを目指すためには強い仲間がいないといけない」と当時考えていた自分にとって、外部CFOサービスは会社にとって必要なリソースだなと思った記憶があります。
■「外部CFOサービス」について
鬼塚:外部CFOサービスに関して、価格に見合った価値を提供できていますか?
斎藤:企業の価値や課題、取るべきアクションが明確化されたという点でも価値がありました。サービスを利用する当時、企業の価値について客観的な分析をできていませんでした。今思えば結構低く価値を見積もっている時期もあり、それこそ「IPOやエグジット、バイアウトは夢のまた夢かな」と思っていました。実際に専門家と話し、定量的に分析を行い、未来への道筋描くことで、IPOやエグジット、バイアウトの可能性もあり得るということが、私にとって勉強になりました。
鬼塚:資金調達の支援を通じて私も学びになったのが、エグジットや資金調達を実際にやるかはさておき、「一度選択肢を整理して、実施可否を判断する」ことの重要性です。一度他の方法もないか検討することによって、理想の解を選択できるなと。
斎藤:そうですよね。私も同じように思っていました。御茶ノ水総合研究所は、良い意味でベンチャー気質やアントレプレナー気質を持っているなと感じます。税理士や中小企業診断士と聞いて、最初は堅そうな印象を持っていたのですが、実際に話すと、固定観念に縛られず、柔軟性高く一つひとつの依頼に取り掛かっていただいています。ミーティング内容や余談から話が広がり、いろいろな関係者の方をおつなぎいただくこともあり、一般的な経営者クラブに入るよりも価値を実感しています。
鬼塚:そのように仰っていただきありがとうございます。外部CFOサービスはどのような企業にお勧めだと思いますか?
斎藤:「中小企業でさらに成長したいと考えている」「成長したいが現状くすぶっている」状態であれば、一度相談してみる価値があると思います。
鬼塚:今後のご支援において期待している点や改善点についてお伺いしたいです。
斎藤:改善点というのは特にないですね。逆に私がいつものらりくらりと喋っている中で、適切な分析と戦略の方向性を提示いただき、ありがたいな思います。私自身は「仕事を通じて、関係者と一緒に成長したい」というスタンスなので、不明瞭な部分について率直に鬼塚さんから聞いていただき、非常に助かっています。
■補助金の申請支援について
鬼塚:弊社に事業再構築補助金の申請支援を依頼された理由についてお伺いさせてください。弊社で支援させていただく以前は、別の認定支援機関で申請支援を受けられていましたよね?
斎藤:補助金は前々から申請していましたが、正直ダメもとで申請していました。私自身が、考えたり話している中で色々とアイデアが出てくるので、グループ会社のビジョンや事業を通じて達成したい未来についてはプレゼン出来るけど、それをうまく資料化出来ないという課題がありました。鬼塚さんとミーティングで話す中で、戦略のコア部分から整理いただくことで、私が考えているビジョンや事業像が可視化されました。結果的に事業再構築補助金の採択に至ったのも、鬼塚さんのヒアリング力やビジネススキームの構築力が高かった点が影響していると思います。結局、補助金は採択されるのが目的というよりも、「補助金を活用して会社や事業を成長させる」のが本来の価値だと思っています。補助金を活用する意義などを一緒に考えてくださる点は、補助金を活用する身としてとてもアドバンテージになるなと思います。
■支援の進行やスピード感について
鬼塚:ありがとうございます。融資や補助金申請の支援に関する進め方やスピード感、調達額などについて評価いただきたいです。
斎藤:全体的にとても満足しています。まず融資に関しては、M&Aやバイアウトを通じて資金調達を行う仕組みについて、鬼塚さんと話して理解が深まりました。本屋でも見つけられないような活きた情報なので、とても価値を感じました。そもそもM&AやIPO、資金調達などは夢のまた夢だと思っていましたが、外部CFOサービスの中で日々お話させていただき、スキーム次第で実現性があると認識できたのは、自分にとって非常に価値がありました。資金調達などを実現した先の未来についても、前向きに、能動的に考えられるようになりました。補助金に関しても支援が充実していて、申請後の事務手続きに関しても、わからない点は質問するとすぐに回答していただけるので、弊社の補助金担当者も不安なく進められています。
【インタビュアー紹介】
鬼塚 明日海
2012年3月に大学院を卒業後、会計事務所に勤務。一般会計、資金繰り、管理会計業務等に従事。在籍中に中小企業診断士資格を取得。その後、個人事業主を経て、現在は御茶ノ水総合研究所の役員として、融資や補助金・エクイティといった資金調達の支援・事業計画策定・ファイナンシャルアドバイザリー等を行う。
<得意分野>
・資金調達支援(補助金、融資、エクイティ)
・財務改善支援
・経営管理支援
【外部CFOサービスについて】
社長の右腕となるCFO(Chief Financial Officer・最高財務責任者)を、アウトソーシングできるサービスです。「財務・ファイナンスの専門家」として、経営戦略・事業企画の観点から、企業価値の向上にむけた戦略実行を支援します。
⇒経営トップである社長の右腕として、経営の一翼を担います
<外部CFOサービスが求められる理由>
①経営の複雑化により、企業維持が大変
事業の多様化や複雑化によって、経営の全体最適が大変に
②資金調達・資金繰りが困難
新型コロナウイルスや社会情勢の影響で、銀行からの資金調達が困難になり、返済計画に不安がある
③社長の右腕となる経営人がいない
財務知識を有する右腕がいることで、お金に関する悩みを分散することができ全力で事業拡大の専念が可能に
⇒外部CFOサービスは役員の代わりという立ち位置で会社の課題を把握し、優先順位の高いものから着手できるよう可視化したうえで、キャッシュフローの管理を行い、健全に企業価値の向上に努めることができます
<茶総研の外部CFOサービスの強み>
①資本政策までできる専門家が在籍
IPOやM&Aの経験を有する専門家が、資本政策の策定や企業価値算定まで行い銀行以外の資金調達面までもサポート
②ITに精通している人材が事業計画書を作成
最新のIT分野の事業においても、社内・社外に対し説得力のある計画を構築できる
③バイオやケミカルなど理系領域にも精通
財務業界には珍しい理系領域に詳しい専門家も在籍
理系工学領域の開発事業にも対応でき補助金の相性も良い
<支援内容>
①経営改善に係る支援
事業計画作成後、財務戦略視点に基づく役員会を開催。
短期的にPDCAを回していきます。
・中長期事業計画書策定及び単年度事業計画書策定
・月次財務戦略会議の開催
・予実管理(予算と実績の差分から経営課題の特定・可視化)
・KPI管理(アクションプラン策定・PDCAの高速化)
・資金管理(事業計画と結びついた資金繰りの可視化)
・投資計画(人員・設備投資等における計画策定と補助金活用の提案)
・事業開発における商品・サービスの各種リスクレビュー
・調達管理(資産管理・支出管理のアドバイザリー)
②財務改善に係る支援
長期的目標を見据えて、収支計画の内容や、銀行のスコアリングに良い結果が出るような財務体制に改善していきます。
・財務改善計画の策定及び実行支援
・銀行スコアリング改善支援
③ネットワーク支援
新規事業開発やスピードが求められる事業拡大において、資金調達を軸とした人脈を形成し、目標への早期到達へ寄与していきます。
・課題に応じた専門家の紹介
・エンジェル投資家・VCのご紹介
・事業パートナー紹介及びビジネス連携構築支援
この記事を書いた人
株式会社御茶ノ水総合研究所