事業環境の変化や時代ニーズへの対応においては、会社としての新たな取組み・投資を行う場合もあり、利益の積み上げを通じた財務の充実（自己資本の増強）が前提となります。それには、収益性・安全性・効率性など、財務戦略上の目標設定を行うと共に、事業計画及び管理体制の階層化・細分化が求められます。その上に、定期的なモニタリングとPDCAサイクルを通じて、財務充実の好循環が生まれます。このような財務充実は、企業信用度向上とビジネスインフラの強化に繋がる一方で、短期的に実現できるものではなく、経営陣が一枚岩となって中長期的なビジョンに沿って取組む必要があります。

組織力の強化においては、一般的に心理的安全性の確保・共通目的の設定・チーム連携体制の構築といったものが挙げられますが、特に経営者及び役員全員の目標達成意識の統一が重要となります。それには、事業部単位の組織階層化に加え、役員及び管理者の責任範囲及び権限を定義・明確化し、求められる成果と実績に対する振り返りを行う必要があります。当社は、役員陣を含めた経営会議の定期的な実施及び数値に基づいたフィードバックを通じて、役員及び管理者のマネジメント力の向上を図るとともに、経営理念や経営者の視座・視野・視点の浸透を促進します。